眠りのプロショップSawada 快眠寝具研究室

新しいサービス 快眠カウンセリングと快眠フィッティング

快眠カウンセリングや快眠フィッティングが必要なわけ

テレビの通販や番組で寝具やまくらを紹介する時に、いかにももっともらしい理屈をつけて、この寝具が一番です、あるいはこの寝具でさまざまな問題が解決します、ということが云われています。でも本当でしょうか?

例えば、靴選び。全ての人に良い靴ってあるでしょうか?どれだけデザインを気に入っていても、履き心地が悪くて自分に合わなければ買うことはできないでしょう。

寝具も同じことなのです。良いと宣伝している寝具、ある人にはその寝具がぴったり合うかもしれませんが、それが全ての人には当てはまるはずがありません。人は体格・体質・寝姿勢・睡眠障害の度具合など、さまざまな要素で違いがありますので、それに合った寝具を探すべきなのです。

残念ながら、寝具と睡眠理論を体系化したものはありません

日本睡眠環境学会・日本睡眠環境研究機構・日本睡眠学会・滋賀医科大学睡眠学講座 これら日本の権威ともいえる団体の先生がたとお付き合いをさせていただきました。残念ながら、寝具と睡眠理論を体系化したものはない、というのが現状です。とくに睡眠障害などの内的要素の多い問題をどのように寝具で解決化していくか、ということに関していえば、極論を言えば「使って気持ちの良い寝具を選びましょう」程度しかない、というのが現状です。

私も、前述の団体でいろいろと勉強させていただく中で、ちょうど病気とお医者さんと薬の関係のように、こういうケースはこのような処方をすればいい、という確固たるものが得られるのではないかと考えていました。しかしながら、勉強すれば勉強するほど、その難しさを感じます。中には何名かの被験者を対象にテストを行うケースもありました。しかし、被験者が若い男子の大学生ばかりであったり(大学の研究室だとどうしてもそういう傾向にあります)、ある程度の答えを出そうとすると、非常に多くの被験者や日数が必要で、証明しきれない、などの問題を抱えています。いろいろなところで、一生懸命研究がなされていますが、まだ途上というのが現状でしょう。

枕や背骨を計測して、理想的な敷寝具やまくらを提案しようという試みも行われています。特にまくらは計測して、オリジナルまくらを作るというスタイルが流行っています。基本的には間違いではありませんが、身体全体の支え方を無視して=敷ふとんの問題を考えずにまくらだけ計測して作っても、気分的に良くなったかな、程度にしかなりません。「いくつも枕を換えたけど、合うものが無いの」というお客さまが一向に無くならないのは、科学的に証明された解決へに道しるべが明快でないことにあります。

主観評価と客観評価の違い

もう一つやっかいなことは、睡眠には主観評価(よく眠れたどうかを自分が評価する)と客観評価(睡眠ポリグラフのような脳波などの状態から睡眠を客観的に評価する)の2種類ありますが、睡眠時無呼吸症候群の中には、「よく寝られてますよ」と自覚症状のない方も多くいます。逆に不眠を訴える方の中には、客観的には入眠に時間がかかるだけで、眠ってしまえば良好な睡眠である方もいます。

しかし、いくらちゃんと寝ているのだ、といっても寝られないという精神的な不安感を持っている方には、無理があります。このように、客観評価と主観評価、両方が良くなる寝具の選定が必要となるのです。

眠りを促進する、というより、眠りを阻害する要素を取り除くこと

ヒトは眠らずに過ごすことはできません。ところが、まぶしい、音が大きい、寝具が合わないなど、さまざまな要因で眠りの質が阻害されます。眠れない、の多くは「良い眠りができた」という充足感が少ないからだと云われます。これらの眠りの阻害要因を取り除き、身体へのストレスを下げるだけでなく、接触感で、ヒトの心にプラスを与える気持ち良い寝具を使うことにより、睡眠の質の向上が期待できるのです。
寝具も、感覚的に合う、合わないということも大きな要素なのです。

そのための快眠カウンセリングと快眠フィッティング

快眠カウンセリングと快眠フィッティングは、お客さまが持たれている眠りの問題を分析し、それを元に提案する寝具を自分に合うものを試すことによって眠りを阻害する要素を可能な限り取り除き、質の高い睡眠への道をつくることにあるのです。


快眠カウンセリング − まず現状の問題を分析する

カウンセリングシートにご記入の上、ご来店下さい(要予約)

快眠カウンセリングご希望の方は、下記のリンクからPDFファイルになったカウンセリングシートを印刷して内容にご記入いただきます。それを基にお客さまとカウンセリングいたします。カウンセリングは前もって日時をご予約下さい。
カウンセリングのみの場合は1時間5000円となります。

 快眠カウンセリングシート(PDF)

睡眠障害のチェックにはPSQIとESSを使用します

PSQIは睡眠の状態を主観的に評価するものです。ESSは眠気調査で、主に睡眠時無呼吸症候群のチェックに使われます。
ご注意:あくまで目安的なものですので、睡眠障害については、睡眠外来などでの受診をお勧めします。

 PSQIテスト(PDF)
 PSQIスコア算定方法(PDF)
 ESSテスト(PDF)

快眠フィッティング − カウンセリングに基づき、寝具をフィッティングして選ぶ

快眠フィッティングはまず敷寝具(ベッド・マットレス)から

最も重要なのは敷寝具です。なぜなら、背骨はヒトにとって一番重要であり、自分の全体重を支え、背骨に無理がないような自然な寝姿勢を得るには敷を最重要視することが大切だからです。
カウンセリングをもとに、3〜4種類の敷をご提案します。下に使うウッドスプリングや、上に使うベッドパッドの厚さなども大きく影響してきますので、体質にも合わせてお試しいただきながら、一番相性の良さそうなものを選ぶのがベストでしょう。



敷が決まったら、それに合わせて枕を選ぶ

枕は敷やマットレスを選んでから、その次です。逆の選び方をしないようにしましょう。


掛布団は敷の吸湿性や保温性をチェックしながら、寝床内気候33℃50%をめざして選ぶ

掛寝具の選び方は、フィッテイング、重量などありますが、ソフトで、肌添いが良く、通気性の良いものを選ぶことが大切です。ここは体質(主に代謝量)に合わせて、最適な掛の組合せをサポートします。


身体とのインターフェイス、カバーの重要性を知りましょう

意外に見過ごされるカバーですが、ふとんの良さを引きだし、官能評価を高めるため、快適な眠りのためには重要な要素です。



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